【東京拘置所でのカルロス・ゴーン会長の生活は?】
本日、日産のカルロス・ゴーン会長は、勾留決定を受け
東京拘置所にて勾留されているとのことです。
今回は検察官による逮捕だと思いますので、
逮捕から48時間以内に裁判所に対して勾留請求を行わなければなりません。
一昨日が逮捕ですから、今日午後の勾留請求は、かなりギリギリだったと思います。
カルロス・ゴーン会長の知名度を考えると、東京拘置所では雑居房(何人かが同じ部屋)ではなく独居房(ひとりぼっち)に入ることになるでしょう。
独居房の中は、三畳にテーブル、夜は布団を敷いて、朝は自分でたたむ
ご飯はここで食べ、トイレも洗面も同じ部屋です
(https://blog.goo.ne.jp/tsyouji5243_001/e/5a3c403ab2a472af82e3a026feb79aabより引用させていただきました)
超資産家のカルロス・ゴーン会長ですが、
外国人であるか否か、資産家であるか否かに拘わらず
例外なく、このような部屋で起居をし、自分で布団をたたみ
皆と同じお弁当を食べることになります
朝は7時起きで、夜は9時消灯
着る服は、スウェットやジャージが多く、
日中はやることがなければ、差し入れてもらった本などを読むしかない暮らしになります。
恐らく、取調べが頻繁に行われるので、日中は検察庁に行くことが多いと思いますが。
なお、本日、フランス大使がカルロス・ゴーン会長との面会に行ったとのことです。
外国人が逮捕された場合、本人が希望すれば、日本国内にある逮捕者の母国の領事館に連絡(通報)することが出来ます。
その場合、領事館にいる職員などが面会に来て、家族への連絡その他の情報提供を行います。
千葉県の場合、成田空港での覚せい剤密輸などの逮捕者が多いので、
よくこの手続きには触れることがあります。
カルロス・ゴーン会長には、接見禁止、要は裁判所による弁護士意外とは面会できませんという決定が下されていると思いますが、
領事は例外です。
また、領事との面会は、東京拘置所の職員の立ち合いはありませんので、
秘密交通権が確保されます
今回の珍しいところは、領事館の職員ではなく
駐在のフランス大使が面会に行ったということ
大使館のボスです。
これはかなり、というかほぼあり得ないくらい珍しいことです。
フランスが今回の逮捕と事件に相当注目している証だと思います。
なお、現在は接見禁止ですが
今後、接見禁止が解かれた場合、一般の方との面会が可能になります
その場合ですが、東京拘置所も、他の拘置所や警察署と同じく、
面会の際には日本語を使用するのが原則です
もっとも、東京拘置所は外国語を使える職員が配置されているので
外国語での面会も可能です
英語については、毎日、英語を使用しての面会ができます。
フランス語については、毎週木曜日、フランス語を使用した接見が出来ます
その他の言語についても使える日があるかもしれませんので、事前にご確認ください。
なお、普通の警察署では日本語だけ使用可と思っていただいた方が良いと思います
今後、カルロス・ゴーン会長は、検察官などの取調べを受け続けることになります。
当然、被疑者には黙秘権がありますので、
何も言わないこともできますし、一部だけ答えることもできます
また、署名指印拒否といって、
検察官の作る作文である供述調書の内容確認の署名と指印をしないということもできます
もっとも、事実関係を認めるのであれば
有価証券報告書の虚偽記載についての関与や
特別背任にも当たる可能性のある日産のお金の不正利用について
どのような供述をするのかについて、やはり気になりますので
注目していきたいと思います。
abemaTV「有罪率99.9%」の刑事裁判で無罪連発 “勝訴請負人”弁護士の信念とは