【AAA浦田直也さん暴行で逮捕】飲酒の犯罪への影響は?今後の流れは?
日本レコード大賞をとったり、紅白歌合戦にも出演されているグループ「AAA(トリプルエー)」の浦田直也さんが
酔った状態で、女性に絡み、頬を平手打ちするという暴行を行ったとして、20日逮捕されたとのことです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190420-00000184-spnannex-ent
どういう犯罪が成立する?
どういう犯罪が成立する?
平手打ちは暴行にあたりますので
暴行罪に該当する行為です
※ 拘留=30日未満の懲役、科料=1万円未満の罰金
相手の女性が怪我をされていれば
傷害罪です
また、
酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(いわゆる酔っぱらい防止法)
にも該当する可能性があります。
(罰則等)
第四条
酩酊者が、公共の場所又は乗物において、公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をしたときは、拘留又は科料に処する。
酔っぱらっている場合は罪に問われないこともある?
酔っぱらっている場合は罪に問われないこともある?
報道によりますと
浦田直也さんは、酒に酔っていて覚えていないと話しているようです。
めちゃくちゃ酔っぱらっていると無罪になる
なんていう話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが
そう簡単なものではありません。
酔っぱらい状態(酩酊状態)には3種類あります。
【単純酩酊】
普通に飲酒をして、体内にアルコールがある状態です。
お酒の影響による異常な興奮がなく、今どこにいるかなどがわからない前後不覚な状態ではない(見当識が保たれている)
のであれば、お酒の影響は、少し気が大きくなったという程度のもので、誘発的な意味合いしか持ちませんので完全責任能力となります
【複雑酩酊】
ある程度のお酒を飲んだ結果、異常な興奮が相当な時間続く、一旦落ち着いてもすぐに再燃するという状態です。
衝動的な犯罪、未成熟な稚拙な判断をする可能性があり、酔っているときの記憶が断片的であることもあります。
ただ、記憶がない=複雑酩酊というわけではありません。
犯罪への影響が認められる場合、限定責任能力(心神耗弱)として刑が減軽されることもあります
【病的酩酊】
お酒の影響によって、前後不覚、見当識障害、幻覚妄想の発生といった意識障害が生じている状態で
いわゆる酔っぱらっている、泥酔といった状態とは質的に異なる状態です
アルコールの影響によって、正常な判断がおよそできない状態に陥り、
不可解な言動、幻覚妄想に基づく状況の誤認などが犯罪につながることもありますので、その場合は責任無能力(心神喪失)として無罪になることがあります。
もっとも、ハードルは相当高いので、裁判所はまず病的酩酊は認めません
浦田さんの状態はわかりませんが
コンビニで女性に声をかけたり、買い物をしているという状況をみると
記憶がないとしても、単純酩酊のレベルなのではないかと思います
逮捕後どうなっていく?
逮捕後どうなっていく?
20日に逮捕されたとのことなので、最大で3日(72時間)は警察署に留め置かれることになります
しかし、この件で勾留(捜査のために10日+延長でさらに10日警察署に留め置かれる)ということは考えにくいと思います
犯罪の内容自体が決して重い部類ではありませんし
処罰されるとしても、罰金になる可能性が高い
そして、引き受けてくれる家族と自宅があって
現時点では仕事もある状態であれば
相手女性に敢えてプレッシャーをかけて犯罪をもみ消そうとしたり
逃げたりすることは考え難いので
明日か明後日には釈放され、在宅切り替えになると思います。
しかし、社会的な制裁は受け続けることになるでしょう
AAAとしての活動、個人としての活動
ピエール瀧さん同様、過去発売されたCDの処遇、配信楽曲、CMなど
色々な法律問題が生じていくことになると思います
引き続き、報道に注目してきたいと思います
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