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インターネットオークションで出品されていたブランド品のバッグを落札しました。代金を入金後、商品が送られてきましたが、全くの偽物でした。出品の際の商品説明には本物と書かれていたので、それを信じて代金を支払ったのにひどいです。どうすればよいでしょうか?
弁護士からの回答
インターネットオークションのような個人間取引はリスクが高いということを理解し、取引は慎重に行うことが必要です。あとあとトラブルに発展することがありますので、相手とのやり取りはデータとして保存しておくようにしましょう。
相手方の住所・名前がわかっている場合、内容証明郵便で、正しい商品を渡すようを催告できます。それでも応じない場合、民事訴訟により、代金返還請求を行うことができます。
解説
オークション詐欺とは
インターネットオークションについてのトラブルが、近年、増加しています。
ご質問のように、商品価値が著しく落ちる偽物が送られてきたというケースのほか、代金を出品者の口座に振り込んだが品物が送られてこない、代金引換で送られてきたので代金を支払ったが、小包の中は空っぽだったなどのケースがあります。
さらに、出品者が落札された商品を落札者に送ったが、いつまでたっても代金が振り込まれないといったトラブルもあります。
トラブル予防策
1 代金支払前に、取引相手の身元を聞きましょう。
取引相手の氏名、住所、固定電話番号を聞いておきます。
相手に拒否された場合は、取引を行わないようにしてください。
2 相手から聞いた情報を確認しましょう。
実在する住所か、固定電話に相手が出るかを確認します。
3 相手とのやり取りの記録を残しましょう。
相手とやり取りした情報は、取引が無事終了するまで残しておきます。商品のページなどもデータとして保存しておきます。警察に相談する際、データが必要になる場合もあります。
トラブルになってしまったら
1 あきらめず連絡を試みましょう。
メールで連絡が取れなければ、電話や手紙を送って連絡を試みます。パソコンが壊れた等連絡がつかなかった理由がある場合もありますので、詐欺と決めつけず、粘り強く連絡します。
2 内容証明郵便で履行を催告します。
相手の氏名・住所がわかる場合は、内容証明郵便にて履行を催告します。それでも相手が応じない場合、民事訴訟を起こし、代金返還請求や損害賠償請求を行います。
3 警察へ相談します。
内容証明郵便が届かなかった場合や受け取りを拒否された場合は、詐欺にあった可能性があります。最寄りの警察署へ相談しましょう。
弁護士に依頼した場合
インターネットオークション取引について、法的アドバイスを行います。