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以前、知人に頼まれて、事業資金として300万円を貸したのですが、返済期日になっても返してもらえません。返してほしいのですが、どのような方法があるのでしょうか。
弁護士からの回答
他人に貸したお金を返してもらうための方法としては、大きく分けて①直接請求しての交渉、②民事調停、③民事訴訟があります。
解説
貸したお金を返してもらうための方法
人に貸したお金を返してもらうための方法には大きく分けて、①交渉、②民事調停、③民事訴訟があります。
① 交渉
直接貸した相手と話し合って、返済を求め、どのように返済していくかについて改めて合意をする方法です。最も柔軟な解決が可能ですが、話し合いですので相手が借りた事実を争っている場合などは解決することが難しくなります。
② 民事調停
裁判所に調停を申し立て、調停委員を間に入れて話し合いをする方法です。調停委員が間に入って、相手を説得してくれますので、交渉で解決しなくても調停では解決が可能な場合もあります。ただ、やはり交渉同様話し合いですので相手が借りた事実を争っている場合などは解決することが難しくなります。
③ 民事訴訟
話し合いで解決が困難な場合には訴訟を提起して裁判により解決をすることを検討します。
弁護士に依頼した場合
代理人となって交渉を行います。
相手方に内容証明郵便を送って返還を請求したり、代理人となって相手方と直接交渉を行います。弁護士が入ることによって、当事者間ではまとまらなかった話がまとまることも多くあります。
代理人となって調停や裁判の手続を行います。
適切な証拠を収集し、代理人として調停を申し立て、調停期日に出席し調停での解決を目指します。また、裁判を行う場合には、訴訟の提起、証拠や主張書面の裁判所への提出などを代理人として行います。