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債権回収の準備
倒産時の緊急対応のご相談
法律相談
当社は取引先に資金援助として多額のお金を貸しているのですが、どうやら倒産したそうです。どのような対応をすればよいでしょうか。
弁護士からの回答
倒産を知った場合、まずは貸出先の正確な状況を確認し、その上で、担保や保証の状況を加味して回収方針を決定します。
解説
倒産時の緊急対応
⑴ 貸出先の状況の確認
一口に「倒産」と言っても状況は様々なので、まずはどのような状況になっているか確認します。
一般に「倒産」と呼ばれているものは、
① 営業の停止
② 支払の停止
③ 債務の整理手続に入る
などがあります。
⑵ 回収方針の決定
担保や保証などによって債権が保全されているか否かを確認し、保全状況によってどのような方法で回収をしていくかを決定します。
十分な保全がなされていない場合には、回収財源となる財産の発見に努めます。
回収準備
回収準備の際には、迅速性、秘密性、公共性が要求されます。
①迅速性
わずかな財産からの回収となるので、競合債権者との関係もあり、一刻を争う事態となります。
②秘密性
回収可能な財産は限られているので、他の債権者が気づいていない財産があるなら、知られないように差押えを行う必要があります。
③公共性
法律に則って、また、社会的にも問題になることがないように回収手続を行うことが必要になります。
弁護士に依頼した場合
対象の企業が倒産した場合、どのような対策をすればよいかなどをアドバイスします。